ドローンレーザ測量は、短時間で広範囲の高精度データを取得できる画期的な技術です。しかし、運用には航空法や国土地理院の基準など、多くの法的ルールが関わります。本記事では、2025年の法改正情報を踏まえ、現場で必須となる法律知識や申請のポイントを分かりやすく解説します。
測量業務の多くが該当するカテゴリーII飛行では、DIPSでの正確な申請が不可欠です。2025年の審査要領改正に伴い、DIPS2.0の申請様式・入力項目が見直されました。申請の手戻りを防ぐため、機体登録情報や操縦者情報の整合を事前に確認することが重要です。
また、公共測量でドローンを用いる際は、国土地理院の基準への適合が必須です。技術要件を確実に満たし、手戻りのない申請を行いましょう。これにより、業務の信頼性を大きく高めることが可能です。
国家資格(無人航空機操縦者技能証明)の活用が進む一方で、2025年12月18日施行の改正により、従来“審査簡略化”に使われていた『HP掲載講習団体等の技能認証』などの運用が廃止されました。二等以上の技能証明を保有することで、飛行許可の一部が簡略化され、現場の運用効率が飛躍的に向上します。測量業務では高い精度と信頼性が求められるため、有資格者による飛行は発注者への安心感にも繋がります。
期限が迫る前に切り替えを完了させ、法的枠組みの中で安全に業務を行いましょう。
レベル3.5飛行の導入は、広大な測量現場の運用を劇的に変えました。レベル3では、第三者が立ち入る可能性を排除できない場所において、補助者の配置や看板による周知など追加の立入管理措置が求められます。
人手不足が課題となる現場において、最小限のスタッフで作業を進められる点は大きなメリットではないでしょうか。道路横断時の一時停止も不要となり、測量ルートの自由度が高まることで、これまで以上にスムーズなデータ取得が可能になります。
具体的な手順として、まずは機上カメラの映像を地上のモニターで常時監視できる体制を整えます。飛行経路の下に第三者がいないことをリアルタイムで確認し、万が一進入を検知した場合は直ちに回避やホバリングを行うのが基本です。「立入管理が不要」ではなく「カメラによる確認に代替する」という意識が重要です。
適切な機材選定と操縦者の高度な監視により、安全な測量を実現しましょう。
ドローンレーザ測量を円滑に開始するには、余裕を持った申請準備が不可欠です。特にレベル3.5飛行は、機上カメラで飛行経路下の無人地帯を確認しつつ、経路を特定したうえで実施する飛行として整理されています。そのため、申請・運用でも飛行経路や立入管理区画を前提に計画する必要があります。
申請・安全対策では、機体の基本基準/追加基準への適合性を示す資料、飛行経路・高度、立入管理区画の設定根拠(例:製造者等が保証した落下距離)など、審査で求められる情報を揃えることが重要です。確実に許可を取得することで、企業の社会的信頼も高まるのではないでしょうか。法規制を遵守し、トラブルのないクリーンな測量現場を目指しましょう。
水部を含む複雑な地形を、精密に把握。浅部はグリーンレーザ、深部はソナーを使用することで、河床の起伏を精密に可視化し、公共測量基準レベル500をクリア(※1)。
砂防基盤図など、精密な3D図化が求められる測量に対応。国交省仕様に準拠した図化・地形図作成を、社内技術者が一貫して手がけている。
単に「樹木下の地形を計測」だけでなく樹高・樹種・本数・材積を自社の技術と解析で算出可能。樹種分類や資源量推計専門の技術者チームが、写真測量から材積推計までを大幅に効率化。
標識が置けないような急峻林でも、UAVレーザとドローンを適切に組み合わせ、後処理補正で公共測量基準±5㎝の精度(※2)を実測。
国交省「3D都市モデル整備プロジェクト」で50超の自治体データ(※3)を手掛けるなど、都市インフラ公共測量の行政案件で豊富な実績(※4)あり。
空中写真・レーザ・MMS点群を組み合わせ、壁面や道路脇も“抜け”なく3D化。出来上がったデータはCIM/BIM連携や日影・浸水シミュレーションに活用できる。
※1参照元:エアロ・フォト・センター公式HP(https://kkapc.co.jp/事例紹介/)
※2参照元:FLIGHTS公式HP (https://lidar.flightsinc.jp/lp/liair/)
※3参照元:パスコ公式HP(2025年7月確認時点)(https://www.pasco.co.jp/pickup/plateau/)
※4参照元:IRBANK|株式会社パスコ(2025年7月確認時点)(https://irbank.net/chotatu/5013201004656)