建設・防災・インフラ整備の現場では、複雑な地形把握やアクセス困難地の調査、さらには河川・港湾の浅水域計測まで、多岐にわたるニーズが増大しています。
Ace-1のドローン(UAV)レーザ測量は、YellowScan Vxシリーズや水中の地形も計測できるグリーンレーザなどを用いて、設計変更リスクの抑制から災害対策用データの収集や安全性の確保まで対応可能です。
本記事では、Ace-1の測量の特徴や事例、使用されている機材などを紹介します。
Ace-1は、YellowScan Vxシリーズなどの高性能レーザスキャナを活用し、従来の測深機器では対応が難しかった地形にも柔軟に対応しています。測量から点群処理、図面作成までを自社で一貫して行うことで、外部とのデータ受け渡しによるタイムロスを削減し、精度と納期の両立を実現。ICT施工で求められる高い精度にも対応しており、追加測量の手戻りリスクも軽減できます。
また、YellowScan Vxシリーズやグリーンレーザ、位置情報を把握するSLAM対応センサーなどでレーザ測量を実施。可視光写真では隠れる樹木下や、従来ボート測深が必要だった浅瀬まで一気に3Dで測定可能です。
石川県の輪島市と珠洲市を中心に約30ヶ所でドローン(UAV)レーザ測量を実施しました。各測量ポイントごとに、1日から最長3日ほどで現地調査を完了し、データ処理を経て立体的な地形モデルを構築しています。
2022年、福島県のかつてゴルフ場だった約90ヘクタールの広大な敷地で、建設コンサルタントからのご依頼を受けてドローン(UAV)レーザ測量を実施しました。わずか2日間の施工期間でしたが、YellowScan Vxを搭載したドローンを活用し、地表の凹凸や植生の密度まで高精度にデータを取得しています。
道路・河川・港湾などのインフラ整備現場、山間部・森林域などのアクセスが困難な地形、二次災害が恐れがある災害発生後の被災地など、さまざまな現場の測量に対応できます。
具体的な用途は、i-Constructionに対応した起工測量・出来高測量、三次元地形の取得、被災地の現況把握など。ヘリコプター測量とドローン(UAV)レーザ測量を使い分け、目的に応じた解析・データ処理から成果物の作成まで一貫して提供しています。
当メディアでは、主要なドローン(UAV)レーザ測量業者を独自に調査。「山間・河川の防災対策」「森林管理」「都市インフラ」といった測量の目的とその現場ごとに適した業者を紹介しています。依頼先を検討する際の参考に、ぜひご活用ください。
2種類のドローンと、4種類のレーザ機器を用いてドローン(UAV)レーザ測量を手掛けています。
DJI社が開発した格納式の全天候対応ドローンです。過酷な環境下でも、24時間365日の無人運用が可能。防塵・防水性能を備え、-30℃から50℃の環境でも動作します。
Acecore Technologies社が開発した産業用の高性能UAVです。ガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせた、独自のシステムが特徴。ガソリンエンジンが機体のバッテリーを常時充電することにより、標準仕様で約3時間、燃料タンクを拡張すると約4時間25分という長時間飛行を実現します。従来は複数回の飛行が必要だった作業も、1回のフライトで対応可能です。
YellowScan社が開発したドローン搭載型LiDAR(Light Detection and Ranging)システムの中でも、特に高精度な3Dマッピングを実現するために設計されたモデル。同社ではYellowScanの2016年に導入して以来、1,000件以上(※2025年7月時点)の測量実績を持っています。「YellowScan Vxシリーズ」は2018年から運用。
YellowScan社が開発したグリーンレーザLiDARシステムで、水中および水上の地形を高精度に測定することが可能です。浅瀬や沿岸部・河川・湖沼などの測量に適しています。同社では2023年のプロトタイプから運用し、メーカーへ直接フィードバックを行い、製品のブラッシュアップに寄与しました。
LiDARセンシング技術と高度なSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)アルゴリズムを組み合わせた自律型3Dマッピングシステムです。特にGPSが利用できない環境や複雑な地形において、正確かつ迅速にデータを取得できます。同社では発売当初の2019年から導入し、計測に活用しています。
レーザ測量で求められる「レベル500・±5㎝」などの精度は、業者の実績や現場対応力によって大きく差が出ます。
当メディアでは、±5㎝精度のDEMを取得できるドローンレーザ測量会社を徹底調査。
「山間・河川の防災対策」「森林管理」「都市インフラ」といった測量の目的とその現場に適した業者を、それぞれ3社紹介していますので、依頼業者の検討にぜひご活用ください。
広島と関東を拠点に、ドローンやヘリコプターを活用した測量技術を提供する企業です。1993年の設立以来、全国47都道府県および海外の現場にも柔軟かつ迅速に対応できる機動力と高い技術力を備えています。
ドローン(UAV)レーザ測量では1,200件以上(※2025年7月時点)の実績があり、公共測量からICT(Information and Communication Technology)活用工事における起工・出来高測量まで、山間部や河川・港湾など、さまざまな地形の測量に対応しています。
| 会社名 | 株式会社Ace-1 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県広島市安佐南区古市2-35-11 NORIMITSU BLD 1F |
| 電話番号 | 082-555-9800 |
| 対応可能地域 | 全国および海外も対応可 |
| HP | https://www.ace-1.jp/ |
水部を含む複雑な地形を、精密に把握。浅部はグリーンレーザ、深部はソナーを使用することで、河床の起伏を精密に可視化し、公共測量基準レベル500をクリア(※1)。
砂防基盤図など、精密な3D図化が求められる測量に対応。国交省仕様に準拠した図化・地形図作成を、社内技術者が一貫して手がけている。
単に「樹木下の地形を計測」だけでなく樹高・樹種・本数・材積を自社の技術と解析で算出可能。樹種分類や資源量推計専門の技術者チームが、写真測量から材積推計までを大幅に効率化。
標識が置けないような急峻林でも、UAVレーザとドローンを適切に組み合わせ、後処理補正で公共測量基準±5㎝の精度(※2)を実測。
国交省「3D都市モデル整備プロジェクト」で50超の自治体データ(※3)を手掛けるなど、都市インフラ公共測量の行政案件で豊富な実績(※4)あり。
空中写真・レーザ・MMS点群を組み合わせ、壁面や道路脇も“抜け”なく3D化。出来上がったデータはCIM/BIM連携や日影・浸水シミュレーションに活用できる。
※1参照元:エアロ・フォト・センター公式HP(https://kkapc.co.jp/事例紹介/)
※2参照元:FLIGHTS公式HP (https://lidar.flightsinc.jp/lp/liair/)
※3参照元:パスコ公式HP(2025年7月確認時点)(https://www.pasco.co.jp/pickup/plateau/)
※4参照元:IRBANK|株式会社パスコ(2025年7月確認時点)(https://irbank.net/chotatu/5013201004656)