ワキタCSS技術開発

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3D測量技術とソフトウェア開発力を柱に、公共・民間の土木建設分野で支援を行う企業です。2025年4月1日に、「CSS技術開発」から「ワキタCSS技術開発」へと社名を変更しています。本記事では、ワキタCSS技術開発の測量の特徴や事例、使用されている機材などを紹介します。

ワキタCSS技術開発の
ドローンレーザ測量
の特徴

草木の下の地形も捉えるレーザで
森林や草地でも正確に測量

ワキタCSSは、CHC Navigation社の「CHCNAV AlphaUni300」や「AlphaAir450」といったレーザ測量機をドローンに搭載し、上空からレーザを照射して地形データを取得します。レーザ光は樹木や草の隙間を通り抜けて地表に届くため、従来の写真測量では難しかった森林や草地の下層地形を3次元データとして正確に再現可能です。測量精度は±5㎝と高く、伐採作業や現地確認の負担を軽減できるため、山間部や造成予定地を扱う土木・建設事業者にとって大きなメリットとなります。

舗装工や構造物の出来形検査に対応する
±4mm以内の精度(※)に対応

NETISに登録されたMMS技術を活用し、従来のMMS測量(±5㎝程度)を大幅に上回る±4mm以内の精度に対応(※)します。道路舗装やコンクリート構造物の出来形検査など、数ミリ単位の誤差管理が求められる場面でも精度を確保。さらに、ICT土工やICT舗装工、ICT法面工といったICT活用工事にも活用でき、施工前の現況把握から進捗管理までを支援する測量成果を提供しています。

※参照元:ワキタCSS技術開発公式HP(https://www.css24.jp/news/938/)

ワキタCSS技術開発の
ドローンレーザ測量
の事例

詳細な事例の掲載はありませんでした。

ワキタCSS技術開発は、
施設の管理や定期観測に
強みのある測量会社

ワキタCSS技術開発の測量サービスは、都市公園整備・道路用地・公共施設敷地・河川堤防・法面(斜面)モニタリング、堤防・橋台の定期観測などに適しています。ドローン(UAV)レーザ測量やモバイルマッピングシステム、地上型レーザスキャナなどのICT活用技術を組み合わせた測量も提供が可能です。

当メディアでは、主要なドローン(UAV)レーザ測量業者を独自に調査。「山間・河川の防災対策」「森林管理」「都市インフラ」といった測量の目的とその現場ごとに適した業者を紹介しています。依頼先を検討する際の参考に、ぜひご活用ください。

ワキタCSS技術開発の
ドローンレーザ測量で
使用されている機材

DJI社のドローンを用いて、モバイルマッピング用LiDAR(Light Detection and Ranging)やLiDAR+RGBカメラ統合システムを搭載し、レーザ測量を実施しています。

ドローン(機体)

DJI社 Matrice 300 RTK

DJI社のドローン。2.7kgを上限にセンサーやカメラを搭載でき、測量・点検・災害対応といったミッションにおいて、機動力と安定性を兼ね備えた設計が魅力です。人工衛星からの信号を用いて、センチメートル級の高精度な位置情報をリアルタイムで取得するRTK機能を標準搭載しています。

空中写真測量や構造物点検の精度向上に大きく貢献しています。

DJI社 Matrice 600

DJI社が開発した、産業用途に特化した重量物搭載型の産業用ドローン。6.0kgを上限に機器を搭載できるため、レーザスキャナや中型のカメラなど、高精度かつ大型の測量機器を運用する現場で重宝されています。

DJI独自のA3 Proフライトコントローラーを備えており、飛行安定性に優れています。バッテリーは6本を同時使用する方式で、万が一の電源トラブルにも対応できる冗長設計が施されており、安全性も高い点が特徴です。

UAV搭載型レーザ機器

CHC Navigation社 AlphaUni 300

CHC Navigation社が開発した、空中および地上での高精度な測量を目的とする、軽量かつ多用途なモバイルマッピング用LiDARシステムです。Riegl社のWaveform-LiDAR技術を採用した高精度レーザスキャナーと、測位と動きの計測を同時に行うセンサーを統合しており、都市計画・インフラ点検・災害対応など、さまざまな分野での利用に適しています。

CHC Navigation社 AlphaAir450

CHC Navigation社が開発した、軽量・高性能なドローン搭載型のLiDAR+RGBカメラ統合システムです。測量・地形図作成・送電線点検・農林業調査・災害対応など、さまざまな地理空間データの取得に対応しています。

精密DEMを必要とする方必見!
公共測量に対応するドローンレーザ測量業者を特集

レーザ測量で求められる「レベル500・±5㎝」などの精度は、業者の実績や現場対応力によって大きく差が出ます。

当メディアでは、±5㎝精度のDEMを取得できるドローンレーザ測量会社を徹底調査。

「山間・河川の防災対策」「森林管理」「都市インフラ」といった測量の目的とその現場に適した業者を、それぞれ3社紹介していますので、依頼業者の検討にぜひご活用ください。

ワキタCSS技術開発の会社情報

ワキタCSS技術開発のHPキャプチャ
引用元:ワキタCSS技術開発公式HP(https://www.css24.jp/)

1985年に独自の測量ソフト「おまかせ君」を掲げて創業以来、全国の拠点網拡充と技術向上を重ねてきました。2004年以降、公共・民間工事での基準点測量やドローン・地上型レーザスキャナ・モバイルマッピングシステムを用いた3D測量をワンストップで提供しています。

点群データ(Point Cloud)処理や3D設計データ作成を含むデータ事業、自社ソフトの開発・販売および測量機器のレンタル事業を展開しています。

会社名株式会社ワキタCSS技術開発
所在地東京都多摩市乞田1251 サークビル3F
電話番号042-373-2100
対応可能地域全国
HPhttps://www.css24.jp/
【現場別】
公共測量の成果物に対応する
ドローンレーザ測量業者3選
山間・河川防災対策
公共測量なら
エアロ・フォト・センター
エアロ・フォト・センターの公式HP
引用元:エアロ・フォト・センター公式HP
(https://kkapc.co.jp/landing/)
水部を含む崩壊地の
精密3D化で防災対策を支援

水部を含む複雑な地形を、精密に把握。浅部はグリーンレーザ、深部はソナーを使用することで、河床の起伏を精密に可視化し、公共測量基準レベル500をクリア(※1)

砂防基盤図など、精密な3D図化が求められる測量に対応。国交省仕様に準拠した図化・地形図作成を、社内技術者が一貫して手がけている。

森林管理
公共測量なら
FLIGHTS
FLIGHTSの公式HP
引用元:FLIGHTS公式HP
(https://flightsinc.jp/)
森林資源量を精密に把握し
管理を効率化

単に「樹木下の地形を計測」だけでなく樹高・樹種・本数・材積を自社の技術と解析で算出可能。樹種分類や資源量推計専門の技術者チームが、写真測量から材積推計までを大幅に効率化

標識が置けないような急峻林でも、UAVレーザとドローンを適切に組み合わせ、後処理補正で公共測量基準±5㎝の精度(※2)を実測。

都市インフラ
公共測量なら
パスコ
パスコの公式HP
引用元:パスコ公式HP
(https://www.pasco.co.jp/biz/)
㎝精度の都市3Dデータで
行政の都市計画を支援

国交省「3D都市モデル整備プロジェクト」で50超の自治体データ(※3)を手掛けるなど、都市インフラ公共測量の行政案件で豊富な実績(※4)あり。

空中写真・レーザ・MMS点群を組み合わせ、壁面や道路脇も“抜け”なく3D化。出来上がったデータはCIM/BIM連携や日影・浸水シミュレーションに活用できる。

※1参照元:エアロ・フォト・センター公式HP(https://kkapc.co.jp/事例紹介/)

※2参照元:FLIGHTS公式HP (https://lidar.flightsinc.jp/lp/liair/)

※3参照元:パスコ公式HP(2025年7月確認時点)(https://www.pasco.co.jp/pickup/plateau/)

※4参照元:IRBANK|株式会社パスコ(2025年7月確認時点)(https://irbank.net/chotatu/5013201004656)